27年度相続税の大増税に備えよう
平成27年度から相続税に関する税法改正が予定されています。いずれも増税の内容となります。
主な内容 | 現行制度 | 改正予定 |
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基礎控除の減額 | 5,000万円 + 1,000万円 ×法定相続人の数 | 3,000万円 + 600万円 ×法定相続人の数 |
最高税率の引き上げ 高税率の適用範囲を拡大 |
最高税率 50% | 最高税率 55% |
税率構造の細分化 |
6段階 | 8段階 |
死亡保険金の非課税枠の縮小 | 法定相続人 × 500万円 | 生計を一にしていない法定相続人を除外 (未成年者と障害者を除く) |
相続税増税による影響試算
平成27年度から相続税改正により、納税者、相続税額が増大することが予想されます。主な内容 | 現行制度 | 改正予定 |
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課税対象となる死亡者数 | 4.6万人 | 7万人台 約3万人増↑ |
相続税を納める相続人の数 | 11.5万人 | 17.5万人 6万人増↑ |
相続税額 | 1兆2,500億円 | 1兆5,500億円 3,000億円増↑ |
贈与税の減税を活用しよう
平成27年度に相続税が増税される一方で、贈与税が減税される予定です。この贈与税減税を利用して、生前対策致しましょう!
主な内容 | 現行制度 | 改正予定 |
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親から20歳以上の子・孫に対する 最高税率適用の課税対象金額を緩和 |
1,000万円超 | 4,500万円超 |
相続時精算課税制度の 対象範囲を拡大 |
20歳以上の子のみ | 20歳以上の孫を追加 |